コロイドヨードとは?
ヨードは原子番号53の原素で、人体に不可欠な15種類の極微量元素の一つです。
通常は海藻、海産動物、海水に含まれていますが、日本では地下鹹水に集中的に存在します。
有機ヨードはヨードと水素を結合させたもので、毒性、蓄積性、耐性がありません。
大正12年には肺結核症、脳神経衰弱症、胃腸カタル症、貧血症等の効能薬品として内務省から製造が許可されました。余談ですが、有機ヨードは精力がつく強壮剤として富裕層が秘かに服用したそうですが、当時の価格は50gが20円で大学卒初任給の約2倍だったため、一般の人には手が届きませんでした。
戦後も放射線被爆の治療薬、更に胃腸病、心臓病、腎臓病、神経痛などの治療や強壮剤として使われました。
それがコロイド化学の発達により、最近は癌、糖尿病、脳梗塞、エイズ、白血病、肝炎、認知症などの治療にも効果があると再び脚光を浴びています。
人体の組織は約60兆個の細胞が集まって出来ていますが、細胞のエネルギー (生命力) になるものはミネラルと金属原素です。コロイド化学とはこれらの物質を微粒子にし、生物細胞が利用できる大きさに変換する化学のことです。
コロイドヨードは『ヨードを水素と結合させることで有機化させ、コロイド状で水溶液の中に存在し、経口で体内に取り込めるヨードとして成功した』ものです。
コロイドヨードは人間の発達・成長を促進させる甲状腺ホルモンを生成する主原料です。
甲状腺ホルモンは甲状腺から分泌され、タンパク質を介して、全身の細胞に作用して、細胞の代謝率を上昇させます。コロイドヨードが甲状腺ホルモンを刺激し、新陳代謝が活発になると、多くのタンパク質が生成されます。そのタンパク質はコロイドヨードを含んでいます。
コロイドヨードは癌細胞などの悪性細胞、ウイルス、細菌、有害物質などの異常細胞にのみ吸収され、細胞を破壊します。また、弱っている正常細胞は活性化されます。病気に冒された細胞や死んだ細胞やウイルスは、電磁気の力によってコロイドヨードに引き寄せられます。ウイルスや癌細胞が取り込む主成分はタンパク質であることから、優先的に甲状腺ホルモンなどタンパク質に包まれたコロイドヨードが細胞組織に直接作用します。タンパク質に包まれたミセルコロイドヨード (コロイドヨード+血中タンパク質) はウイルスや癌細胞に取り込まれると、細胞膜の核に被爆現象を起こすと考えられています。
コロイドヨードは衰退した細胞、細菌、有害物質、活性酸素などを吸着しながら血管内を移動し、これらを体外に排出します。これにより免疫力が高まります。
また、コロイドヨードは正常細胞の活性化、新陳代謝の活性化の他に、ホルモンバランスの調整、血管の強化・清浄化などの作用があります。
コロイドヨードは体内で生成される物質ではなく、経口摂取となり、甲状腺ホルモンとしての役目を果たすと、塩となり尿に混じって排出されます。
活性酸素は細胞にダメージを与えて、老化を進めますが、コロイドヨードは活性酸素と結合し、活性酸素を無毒化して体外に排出する効果があると言われています。
コロイドヨード療法は自然治癒力を生かした療法として、最近は世界で難病から美容まで注目を浴びており、2004年には WHO(世界保健機構) からコロイドヨードが癌、HIV/エイズなど難病に対して効果が期待出来るとして、全世界における臨床許可が与えられました。
また通常の医薬品と異なり、スーパーオキサイドアニオン (活性酸素 O₂⁻) が付いていないため、副作用が無いと考えられ、長年の服用においても副作用は一切報告されていません。
